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記事2002年12月13日 1875号 (7面) 
和歌山県私学連合会が振興大会
教育費の負担軽減決議
建学の精神に基づき多彩な教育
教職員の力量アップ
 和歌山県私立学校連合会(野田禧夫会長=近畿大学附属和歌山中学校高等学校長)は十月三十日、和歌山市の県民文化会館で第三十六回和歌山県私学振興大会(和歌山県後援)を開催した。
 主催者を代表して、野田会長は教育界に見られる構造改革を要約すれば、評価と情報の開示だと指摘、「だからこそ教員一人ひとりは今まで以上に緊張感を持って、教師としての責任を果たすことが求められている」と強調した。さらに、私学は独自の建学の精神の下で教職員の資質の向上に役立つための取り組みが行われているとした上で、「これらをその時々の年中行事に終わらせるのではなく、教職員一人ひとりの真の力量アップ型の研修となるよう、また子供のためにのみある教員の一人であることを保証するためのものとなるように、自己研さんの成果としっかり絡めてお互い努力を続けたい」とあいさつした。
 来賓として、木村良樹・和歌山県知事は学校運営や教育内容で優れた柔軟性や多様性を持つ私学を高く評価し、「今後とも建学の精神に基づき多彩な教育を展開し、存在意義を十分に発揮することを祈念する」と述べた。
 大会では、(1)「私立学校振興助成法の主旨にのっとり、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の教育をより振興するための助成」(2)「技術革新の急速な進歩に応じて、私立専修学校・各種学校の教育施設を改善整備するための助成」(3)「就園・就学に要する教育費の保護者負担の軽減」この三点を決議した。
 また、記念演奏として、中山知保さんによるピアノ演奏と、池原衣美さんのバイオリン演奏が行われ、大会に花を添えた。
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