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記事2002年10月23日 1867号 (3面) 
2学期制更に増加
公立高校ホームページ開設率94%
中高連が実態調査
日本私立中学高等学校連合会(堀越克明会長=堀越高校長)は、十月八日、「平成十四年度私立中学高等学校実態調査速報」をまとめた。
 この速報は、全国の私立中学高校を対象にした実態調査のうち学期制やインターネットのホームページの開設状況、学校週五日制の実施状況などをまとめたもの。十月八日時点までに回答していない学校もあるため、今後数値が多少変動する場合もある。実態調査の報告書は来年一月にもまとめられる予定。
 速報によると、三学期制から二学期制に移行する学校が依然、増えており、二学期を主として三学期以外の態勢を敷いている私立高校は、前年度の二百三十三校から三百一校に増加、私立中学でも百二十九校から百五十九校に増えていた。
 私立高校の場合、二学期制を主とする三学期制以外の態勢を取っている学校は全体の二三・○%にも及ぶが、県によってはその割合が七割を超えるところもあった。
 二学期制が増加する背景には学校週五日制の実施に伴い、学期間の休みの少ない二学期制を採用して少しでも授業時数の削減を食い止めようという思いが見えるが、最近では公立校でもこうした動きが顕著となっている。またインターネットのホームページに関しては、私立高校(全日制・定時制)の場合、開設率は九三・九%で前年度に比べて七・八ポイントのアップ。中学校は開設率九六・七%とさらに高かった。
 学校週五日制に関しては、私立高校の場合、何らかの形で五日制を導入している学校は全体の八五・二%、私立中学校では七三・一%だった。
 さらに私立高校等の校舎等学校建物に関しては、建築後三十年以上経過した老朽建物が私立高校では三一・三%で前年度と同じ比率。私立中学校では二四・五%で前年度に比べてわずかに増加していた。
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