今年で二十五回目となる全国高等学校総合文化祭福岡大会が八月三日から五日間、福岡県内で開かれ、全国の地区予選を勝ち抜いた高校生が、演劇や日本音楽、写真、放送、弁論など各部門で日ごろの練習の成果を競い合った。このうち優秀な成績を収めた学校や生徒には文部科学大臣奨励賞や文化庁長官賞などが贈られた。私立高校や私立高校の生徒も各部門でそれぞれ優秀な成績を上げ、日本音楽、郷土芸能、弁論などの分野で最優秀賞を獲得した。
　この総合文化祭を開催したのは、文化庁、全国高等学校文化連盟、福岡県、福岡県教育委員会など十五団体で、今年の総合文化祭には準備を担当した福岡県内の高校を含めて全国四千百十七校が参加した。上位入賞した私立高校・生徒は次の通り。敬称略。
　（日本音楽部門）文部科学大臣奨励賞・青少年アンビシャス賞＝創価高校（東京）、文化庁長官賞＝菊華高校（愛知）（ほかに公立二校）、優良賞＝天理高校（奈良）（ほかに公立三校）
　（郷土芸能部門）文部科学大臣奨励賞・最優秀賞・青少年アンビシャス賞＝日本福祉大学付属高校（愛知）、文化庁長官賞・優秀賞＝明徳学園相洋高校（神奈川）（ほかに公立二校）優良賞＝公立四校
　（写真部門）最優秀賞・青少年アンビシャス賞＝柳川高校・木下勢治（福岡）（ほかに公立二校）、優秀賞＝日本大学三島高校・古屋祐己（静岡）、高知学芸高校・前田実津（高知）、筑紫台高校・吉冨正義（福岡）（ほかに公立四校）、奨励賞＝埼玉栄高校・須山久志（埼玉）、東海大学付属高輪台高校・清水千景（東京）、新潟明訓高校・原奈緒子（新潟）、東洋大学附属姫路高校・岩田芙蓉子、田村享子（兵庫）、愛光高校・小川源太郎（愛媛）（ほかに公立十五校）
　（放送部門）〈アナウンス部門〉優秀賞＝桐朋女子高校・萩本朋子（東京）、常磐木学園高校・佐藤瞳（宮城）、松商学園高校・本澤夕湖（長野）（ほかに公立七校）、特別賞＝成田高校・大野恵（千葉）、青森明の星高校・齋藤史子（青森）（ほかに公立一校）、〈オーディオピクチャー部門〉優秀賞＝松商学園高校（長野）（ほかに公立二校）、特別賞＝公立二校〈朗読部門〉優秀賞＝筑陽学園高校・大阪屋響子（福岡）、明治学園高校・瓜生明希葉（福岡）（ほかに公立八校）、特別賞＝公立三校〈ビデオメッセージ部門〉優秀賞＝帝塚山高校（奈良）（ほかに公立六校）、特別賞＝光ヶ丘女子高校（愛知）（ほかに公立一校）
　（囲碁部門）男子個人戦二位＝中央大学附属高校・白石勇一（東京）、同四位＝志学館高等部・清水勇児（千葉）、同五位＝上宮高校・山田絋平（大阪）女子個人戦優勝・青少年アンビシャス賞＝藤村女子高校・笹子理紗（東京）、団体戦優勝・アンビシャス賞＝東京（麻布高校を含む公私立三校編成）、同二位＝愛知（金城学院高校を含む公私立三校編成）、同三位＝大分（大分高校を含む公私立三校編成） 
　（将棋部門）男子団体戦優勝・文部科学大臣奨励賞・青少年アンビシャス賞＝藤枝明誠高校（静岡）、同三位＝麻布高校（東京）（ほかに公立一校）、女子団体戦三位＝藤枝明誠高校（静岡）、南山高校女子部（愛知）（ほかに公立四校）、女子個人戦優勝＝仁愛女子高校・中垣望（福井）、同三位＝函館白百合学園高校・鈴木浩子（北海道）（ほかに公立一校）、同四位＝京都成安高校・石井志奈（京都）（ほかに公立三校） （弁論部門）文部科学大臣奨励賞・青少年アンビシャス賞・最優秀賞＝九州国際大学付属高校女子部・田中千裕（福岡）、優秀賞＝千葉敬愛高校・青木麗菜（千葉）、早稲田大学系属早稲田実業高校・金泰生（東京）（ほかに公立三校）
　（小倉百人一首かるた部門）文部科学大臣奨励賞・最優秀賞・青少年アンビシャス賞＝静岡県（静岡雙葉高校を含む公私立五校編成）、優良賞＝東京都（東京文化高校、立教女学院高校、暁星高校、海城高校を含む公私立六校編成）、奨励賞（四位）＝埼玉県（星野女子高校、東京農業大学第三高校を含む五校編成）、奨励賞（五位から八位）＝福岡県（筑紫女学園高校、福岡大学附属大濠高校を含む公私立四校編成）、神奈川県（慶應義塾湘南藤沢高等部を含む公私立四校編成）、宮崎県（公立校のみ）、大阪府（梅花高校を含む公私立六校編成）、読み手コンクール優秀賞＝星野女子高校・竹内直子（埼玉県）（ほかに公立一校）
　（新聞部門）優秀賞・青少年アンビシャス賞＝向上高校（神奈川）、育英高校（兵庫）（ほかに公立四校）、優良賞＝富山国際大学付属高校（ほかに公立五校）