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全私学新聞

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記事2001年9月3日 22号 (1面) 
日私小連 全国教員研修に9百人参加
 日本私立小学校連合会(長谷川良昭会長=大乗淑徳学園理事長)は八月二十日から三日間、横浜市港北区の新横浜プリンスホテルを主会場に第四十五回全国教員夏季研修会を開き、「21世紀における私学教育の実践」をテーマに部会別研修を行った。研修会には約九百人が参加。台風11号上陸の影響による悪天候のため、急きょフィールドワークを取りやめた部会があったほかは、予定通りの日程を終えた。
 研修は三日間とも、十三の部会ごとに分かれて行われ、このうち理科部会は初日にOBを招いてパネル討論会を開催した。国語・算数の両部会の二日目は、低・中・高学年に分かれての研修。また、同じく二日目以降の日程の中で社会・学校図書館の両部会が横浜市中区の横浜雙葉小学校、視聴覚・家庭科・生活科の三部会が横浜市緑区の森村学園初等部・中等部に会場を移して研修を行った。
 全体会では長谷川会長の代理として武田博信・日私小連副会長(トキワ松学園小学校長)があいさつ。「今年一月の日私小連全国幹部研修会では『2000年代の私立小学校の教育宣言』を採択した。そこでは新たな私学教育の創造へ、建学の精神に徹することなどをうたっており、今後は、国公立小学校とも連携して私立小学校の存在価値を高めていこう。来年は新学習指導要領の完全実施で、さらに私立小学校が飛躍する年になる」と述べた。
 続いて大会運営委員長の佐々木道彦副会長(精華小学校長)があいさつし、「私学人として、公立学校関係者に先立って研修に努めなければならない。こうして年一回、仲間が一カ所に集まって懇親を深めることも大事なことだ」と、研修の充実を呼び掛けた。このあと、来年度の開催を担当する西日本地区から、阪口治・四条畷学園小学校長が乾杯の音頭を取った。アトラクションでは千葉雄司・慶應義塾幼稚舎講師が、得意のけん玉の妙技を披露し、会場をわかせていた。

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