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記事2001年9月23日 24号 (2面) 
学区制を撤廃
都立高、15年度から実施、他県へ拡大も
 東京都教育庁は九月十二日、平成十五年度から島しょを含めて都立高校の学区制をすべて撤廃することを明らかにした。今年の通常国会で「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部が改正されたのを受けた措置。文部科学省では公立高校の学区を全県一区にする県はまだ聞いていないと話しているが、今後そうした県の増加が見込まれ、私立高校と公立高校の生徒募集にも大きな影響を与えそうだ。またトップクラスの公立高校の復活なども予想されている。
 東京都の場合、すでに専門学科や普通科のコース制、単位制に関しては学区はなく、十五年度からの措置は現在学区上の制約のある百三十二校が対象。都立高校では十五年度から学区を撤廃することを前提に、来年度の入学者選抜では、現在、設けられている他学区入学者限度枠の拡大(三割または四割↓四割または五割)、特別選考の改善、全日制学力試験問題の自校作成の実施、男女別定員制の緩和、分割募集校の定着などを行うことにしている。学力試験問題の自校作成は、校内体制等が整った学校において実施することとし、慎重に実施校の拡大を図るとしている。

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