東京私立中学高等学校協会（酒井�A会長＝東京女子学院中学高校理事長・校長）、東京私立初等学校協会（長谷川良昭会長＝大乗淑徳学園理事長）および財団法人東京都私立学校教育振興会（加納弘理事長＝日本第一学園理事長）は八月十八、十九の両日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで「２００１東京都私立学校展（進学相談会）」を開催した。
　二日間とも晴天に恵まれ、開場の三十分前にはすでに五百人が会場の周辺に列をつくり始め、初日には二万二千人、二日目には二万人、合計四万二千人の受験生やその保護者らが集まった。会場には都内の小学校五十一校、中学・高校は男子校が五十一校、女子校が百一校、共学校八十七校参加し、各学校の入試担当や広報担当の教職員、あるいは校長が受験生の質問に答えていた。
　会場には東京私立中学高等学校協会加盟校の情報を網羅する、同協会の公式ホームぺージ（http://www.tokyoshigaku.com）の紹介コーナーも設置されており、ユーザー登録を申し込む保護者も見られた。朝早くから並んで待っていた保護者の中には、「来年中学受験ですが、学校の先生に直接会ってお話を聞きたかったので来ました」「入試のレベルのことを直接先生にお会いして聞きたかった」と答える母親がいた。また、相談を希望する受験生や保護者の列ができている学校も多くあり、私立学校の人気の高さがうかがえた。東京都生活文化局によると、十三年度は、私立高校の入学者に占める併設中学校からの進学者の割合は前年度比で〇・三ポイント増となっており、私立における中高一貫化も進んでいる。