【徳島県】
　徳島県の平成十三年度私学振興予算の総額が十億二千八百八十六万円と決まった。前年度と比べると、〇・八％の減となった。
　経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が二十八万九千六百六十三円、中学校が二十六万五千円、小学校が二十六万千百九十円となった。前年度と比べると、それぞれが二・一％増、三・六％増、二・六％増と伸びている。
　幼稚園児の経常費補助単価は、前年度と比べると四・〇％増の十四万千四百六十六円だった。
　また魅力ある私立学校推進事業補助金として、前年度の二倍増の千八百万円が計上された。十二年度では私立学校教育改革推進事業補助とされていたが、今年度から私立高校等の魅力度をアップさせ、私学の独自性と特色ある教育を推進する事業に対する補助とする。特に幼稚園の子育て支援を充実する。
　また今年は十一月十五日から十七日まで「第四十九回全国私学教育研究集会」が同県であるため、これに対する補助金として百万円が補助された。 

【香川県】
　香川県の平成十三年度私学振興予算の総額が、三十五億八千三百十三万八千円と決まった。
　同県では今年度から経常費については、公私間格差を是正し、生徒急減に対処することを目的に標準的運営費方式の導入を決めている。経常費補助を校種別にみると、高校では二十一億六千八十八万二千円、中学では二億千二百十三万三千円、幼稚園が八億三千六百七万五千円となっている。総額で三十二億九百九万円。
　私立学校教育改革推進特別補助として四千六百六十七万二千円が計上された。これは私立高校等の「社会の変化に対応した教育の改革に資する」事業などに対する補助。前年度と比べて六・一％増の伸び率となっている。
　また私立幼稚園施設整備費として、五千二百四十一万八千円（前年度六十四万九千円）と大幅に補助された。
　専修学校関係では、前年度新規事業として設けられた私立専修学校教育環境整備促進事業費は六百六万九千円が補助された。

【高知県】
　高知県の平成十三年度私学振興予算の総額が、前年度比〇・三％増の三十八億七千六百五十二万三千円と決まった。経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が二十九万百六十円となった。前年と比べると一・五％増。中学が二十六万三千百九十円、小学校が二十六万千百九十円となり、前年度と比べるとそれぞれ三・六％増、三・五％増の伸び率を示している。
　経常費補助の幼稚園児一人当たりの単価は十四万千四百九十円で、前年度と比べると三・六％増。
　授業料減免臨時特別事業費補助金として、二百三十二万五千円が計上された。前年度と比べると二七・五％の大幅増。
　これは私立学校に在籍する児童・生徒の中で、保護者が失職、倒産など家計の急変などの経済的理由によって授業料の納付が困難になった者に、授業料軽減措置を行う学校に対し補助するもの。
　また国際化推進事業費に、前年度比二二・五％増の二百九十四万円が補助された。これは外国人教員、帰国子女・留学生の受け入れに掛かる経費となる。