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記事2001年7月3日 17号 (1面) 
出生率わずかに増加
初婚年齢は依然上昇
厚生労働省、人口動態統計公表
 厚生労働省は、このほど「平成十二年人口動態統計月報年計(概数)の概況」を公表した。それによると女性が一生の間に産む子供の数とされる「合計特殊出生率」が、平成十一年の一・三四から一・三五へとわずかに上昇していることが分かった。合計特殊出生率の増加は四年ぶりのこと。
 合計特殊出生率をもっと長いスパンで見ると、増加の時期もあるが、全体としては下降傾向をたどっており、今回の増加が今後の出生率の増加傾向につながっていくかは分からない、と同省統計情報部では話している。都道府県別では特に島根、香川、鹿児島県の伸びが大きかった。
 一方、平成十二年に生まれた子供の数は、百十九万五百六十人で前年に比べて約一万三千人増えていた。
 また平均初婚年齢も上昇傾向を続けており、平成十二年は夫二八・八歳、妻二七・〇歳だった。

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