埼玉県私立中学高等学校協会（松zｱ洋右会長＝大宮開成高校長）は五月十八日、埼玉県・さいたま市の出雲会館で平成十三年度第一回通常総会を開催し、平成十二年度事業報告、同一般会計収支決算および特別会計収支決算の承認などを行った。また総会終了後には永年勤続者に対する表彰も行われた。
　松zｱ会長はあいさつの中で、毎年秋に実施している「私学フェア」とは別に、公立と私学の合同で実施する「公私立高校合同フェア」（仮称）を開催することを明らかにした。これは今後一層、受験生や保護者らに学校が評価・選択されていく時代になっていくことにかんがみて、多くの機会を利用して学校が責任をもって（学校のことを）説明する必要があるという認識に基づいて開催される。
　また同協会では、埼玉私学の公式サイトを育てていくための研究会である「埼玉私学ＩＴ研究会」を今年の三月に立ち上げており、その第一回研究会が五月十四日に開かれた。今後は各種リンク、バナーの採用（企業広告）、および各校行事予定の登録などについて検討していく。
　各校の理事長・校長をはじめ教職員が一堂に会し、私学が当面する諸問題などについて研修を行う「第六回埼玉私学教育研究大会」は八月二十八日、出雲会館および大宮開成高校で実施する。大会では記念講演や各分科会に分かれての研修が行われる。
　永年勤続者表彰式では勤続三十年、二十年、十年の教職員ら計二百六十七人が表彰されている。