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記事2001年6月13日 15号 (7面) 
東京中高協 初任者研修で酒井会長が講話
私学の魅力は建学の精神
 東京私立中学高等学校協会(酒井A会長=東京女子学院理事長校長)と東京私学教育研究所(堀一郎所長)は五月十一日、東京・市ヶ谷の私学会館で初任者研修会を開催した。
 初任者研修会はこのほかに宿泊研修(八月十五―十八日)と防災体験研修(十二月三日)が実施されるが、この研修会では酒井会長の講話、カレン・ヒル・アントン氏と陶芸家の佐藤和彦氏の講演が行われた。
 酒井会長は「私学教育の魅力」と題する講話の中で、建学の精神を生かすことが私学の役割と指摘した上で、いま原点に返って創立者の教育理念を考えてほしいと述べた。また、私学の特色という点から「私学は右脳(感性の部分)を使って人材を養成するのが特徴だが、過去の遺産をただ継承するのではなく、(新たに)各校の歴史、伝統をプラスしてほしい」と呼び掛けた。
 佐藤和彦氏は「陶芸における感性と表現」と題して講演、この中で陶芸とは土を使って自分を表現する手段と考え、「感性を育てるには理屈ではなく、見ること、聞くこと、体験すること、これが非常に重要だ」と熱っぽく語った。
 カレン・ヒル・アントン氏は「An AmericanMother’s Thoughtson Japanese Education」と題して述べ、最後に新任教職員らを激励した。

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