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記事2001年5月23日 13号 (7面) 
平成13年度 地方私学の振興予算 本紙調べ (6)
授業料減免に補助
経常費補助高校生単価30万台
高校生の保育体験推進に助成 (群馬)
【茨城県】

 茨城県の平成十三年度私学振興予算の総額が百三十六億七千九百三十九万千円と決まった。
 経常費補助の生徒一人当たりの単価は高校が三十万千三百十円(前年度比三・〇%増)となり、三十万円台に乗った。そのほか中学が二十五万九千五百四十円(同四・一%増)、小学校が二十五万七千九百八十円(同三・九%増)となった。
 事業別にみると、私立幼稚園預かり保育推進事業として八千二百七十四万円が計上された。園児一人当たり単価では六万円が補助されることになった。
 私立高等学校等授業料減免事業には四千三百五十四万二千円(同六七・二%増)が補助された。これには交通遺児および経済的理由で生活が困難になった生徒に対して援助した学校に対する補助が含まれている。
 専修学校生の経常費補助単価は学校法人立で八千二百円(同五・一%増)となった。

【群馬県】

 群馬県の平成十三年度私学振興予算の総額が九十五億七千二十五万円となり、前年度と比べて一・二%増だった。
 経常費補助の生徒一人当たりの単価は高校が三十二万二千六百九十円、中等教育学校が二十七万四千四百三十円、中学校が二十五万九千五百四十円、小学校が二十五万七千九百八十円となった。前年度と比べてそれぞれ二・〇%増、三・五%増、四・一%増、三・九%増と順調に伸びている。
 幼稚園児の経常費補助単価は学校法人立が十七万三千八百二十円、非学法が六万八千九百七十円でそれぞれ二・二%増、四・四%増。
 教育改革推進特別経費として九千八百二十四万円が計上され、この中には新規事業として、高校生の保育体験の推進に九十六万円が充てられる。ほかには社会人講師の活用、学校間連携等支援事業、入試改革の推進、適切な進路指導の推進(資格取得の奨励)などが含まれている。
 専修学校生の経常費補助単価は大学入学資格付与校が七万四千百円、専門士称号付与校が二万五千円、一般校が一万七千円となった。

【長野県】

 長野県の平成十三年度私学振興予算が決まった。私学振興予算の総額は八十六億七千六百三十九万五千円となり、前年度と比べて三六・一%増と大幅な伸びを示した。経常費補助の生徒一人当たりの単価は高校が三十万千五百九十八円、中学校が二十五万九千五百四十円、幼稚園児が十四万五千九百五十円になった。
 新規事業では私立外国人学校教育振興費補助金として百九万五千円が計上された。
 また私立高等学校授業料等軽減事業に一億二千二百十万千円が補助された。前年度と比べて七・二%増で、順調に伸びている。
 幼稚園関係では特色教育振興モデル事業に五百五万円が補助された。「生きる力」を重視した一定のテーマに基づく園の特色づくりに対して補助されるもの。
 専修学校関係では、経常費補助の生徒一人当たりの単価は高等課程が四万五千円、専門課程が一万六千百円となった。

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