日本私立小学校連合会（長谷川良昭会長＝大乗淑徳学園理事長）は五月十九日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成十三年度総会を開き、平成十二年度事業・決算報告を承認、十三年度の事業計画・予算を決めた。
　私学振興対策では私立学校振興助成法の「私立学校の経常的経費二分の一補助」の実現を引き続き政府に求めていく。研修事業では、実施に当たり支出の抑制に努めながら、内容の充実を図る。
　役員の異動では、東北地区選出の安藤芳理事（聖ドミニコ学院小学校長）が退任し、相川幸子・盛岡白百合学園小学校長が理事に就任。また、長谷川会長が病気療養中のため、武田博信副会長（トキワ松学園小学校長）が代理を務めることを決めた。
　このほか、昨年一月に広島市で開かれた第四十五回全国幹部研修会で採択された「２０００年代の教育宣言」で建学の精神を発揮して研究研修を重ね、日本の小学校教育の充実発展に役割を果たす決意をうたっていることについて、全文を関係行事の配布資料に掲載するなど、周知に努めていくことを申し合わせた。