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記事2001年4月3日 9号 (7面) 
埼玉県私中高校協 協会創立50年を祝う
私学助成で支援”と知事も祝辞


 埼玉県私立中学高等学校協会(松ア洋右会長=大宮開成高校長)は三月二十三日、埼玉県・大宮市の出雲会館で創立五十周年記念式典・祝賀会を催し、この五十年を振り返るとともに新しい世紀への門出を祝った。
 松ア会長は同協会が創立された昭和二十五年当時は六校の新制高校から出発し、生徒も千四百人程度だったことを紹介し、「多くの紆余曲折があったが、重い歴史を一ページずつ築き上げてきた」と振り返った。また「私学は公立の補完的役割を果たしているとされていたが、この評価に対する危機感をバネにしてこの二十年あまりの間に学校教育の質の大転換を図り、建学の精神を打ち出し特色ある個性的な教育を行い、進学、スポーツ、文化的活動など多方面で社会的に高い評価をいただいている。私学を取り巻く環境は厳しいが、その重要性に対する認識が高まっていると自負しており、新たな希望と展望がわいてくる」と今後の決意を述べた。
 来賓の土屋義彦・埼玉県知事の代理として鈴木宮夫・副知事は「埼玉私学は学校教育の充実を図り、全国的にみてもトップレベルにあり、社会から厚い信頼を得、社会的責任を果たしている」と高く評価し、「国造りは人づくり、人づくりは国造り。教育は埼玉県の最重要課題と考えている。今後も私学助成にでき得る限り支援していく」と祝辞を述べた。
 日本私立中学高等学校連合会の堀越克明会長は「埼玉私学は日本の教育の模範であるように」と、また全国私学父母の会の池田A会長は「私学の先導的役割を果たされるように」と、それぞれ熱いメッセージを送った。
 式典では、協会功労者、父母の会、協会団体活動功労者に対して感謝状の贈呈も行われた。

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