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記事2001年4月13日 10号 (1面) 
中教審、スポーツ・青少年分科会総会
分科会長に奥島氏 副分科会長に松下氏
保健、体力づくりなど審議
 中央教育審議会は三月二十九日、東京・虎ノ門の文部科学省分館でスポーツ・青少年分科会の第一回総会を開き、分科会長に奥島孝康・早稲田大学総長を副分科会長に松下倶子・聖徳大学人文学部教授(四月一日付で独立行政法人国立少年自然の家理事長に就任)をそれぞれ選任した。また、日本体育・学校健康センターのスポーツ振興投票に関する事業計画などについて討議・報告が行われた。
 同分科会では、(1)生涯学習審議会が審議していた青少年教育の振興(2)保健体育審議会が審議していたスポーツの振興、学校保健、学校安全および学校給食に関する事項(3)総務庁青少年対策本部から文部科学省に移管された青少年の健全育成、体力づくりに関する事項について、審議していく。
 この日の総会では、日本体育・学校健康センターのスポーツ振興投票に関する事業計画・予算について審議、承認した。同センターはスポーツ振興基金などスポーツ振興に関する事業を行っている特殊法人。スポーツ振興のために必要な財源確保の手段として、今年三月三日のサッカーJリーグ開幕に合わせて、全国で販売開始された「スポーツ振興くじ」(toto)の実施主体となっている。平成十三年度の事業計画では、引き続きtotoの販売を金融機関(大和銀行)に委託して行うほか、広報、アドバイザー会議の開催、販売状況調査を行っていく。
 このほか、文部科学省から昨年九月に策定された「スポーツ振興基本計画」の概要などについて説明があった。同計画は十三年度から二十二年度までの十年計画。地域におけるスポーツ環境の整備・充実、わが国の国際競技力の向上、生涯スポーツ・競技スポーツと学校体育との連携推進が三つの大きな柱になっている。同省はこれらに基づき、総合型地域スポーツクラブの全国展開などの施策を進めていく、とした。

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