埼玉県

　埼玉県の平成十三年度の私学振興予算案の総額が四百五億三千三百万千円と決まった。前年度と比べると一・九％増の伸びだった。
　経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が二十九万七千七十円、中学校が二十七万六千六百四十円、小学校が二十七万五千八十円となった。前年度と比べると、それぞれ一・七％増、三・一％増、二・九％増となっている。高校が三十万円の大台に迫った。
　幼稚園児の一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立が十五万七千六百六十円、非学校法人立が四万三千百六十円。前年度と比べるといずれも二・四％増となった。
　事業別でみると、私立学校父母負担軽減事業補助として十九億六千八百五万千円が計上された。前年度と比べると九・五％増の伸び率を示した。これは小、中学校の保護者等の失職、倒産などによって家計が急変した場合、経済的理由から授業料の納入が困難となった児童生徒を対象とした授業料軽減事業補助制度が新規に設けられたため。
　専修学校関係では、経常費補助の生徒一人当たりの単価が高等課程で八万二百二十円、その他の課程が二万四千五百十円で、いずれも一・七％増。

青森県

　青森県の平成十三年度私学振興予算案の総額が六十一億九千二百六十四万千円と決まった。
　経常費補助の生徒等一人当たりの単価は高校が三十二万五千百三十八円で、前年度と比べると〇・七％増、小学校が二十五万九千三百六円で、一・三％増となった。高校では新たに広域通信制における経常費補助の生徒一人当たりの単価が、県内の生徒に二万四千六百五十九円、県外の生徒に二万四千百五十九円が補助される。また新規として、経常費補助の中学校の生徒一人当たりの単価が二十六万千五百十円補助されることになった。これは青森山田中学校が開校されるため。生徒数は六十人。
　幼稚園児の一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立で十五万七千四百九十一円、それ以外で五万九千八百四十円、前年度と比べるとそれぞれ一・三％増、三・五％増となった。
　事業別では私立学校教育改革推進特別経費補助として、九千三百三十六万六千円が計上された。
　専修学校各種学校では、生徒一人当たりの経常費補助単価は学校法人立で二万七千九百五十一円、それ以外で一万二千六百四十円となり、前年度と比べて両者とも〇・七％増となった。