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記事2001年2月23日 5号 (2面) 
国語、著作権 文化財、功労統合
文化審議会が第一回総会
会長に高階氏 北原氏が副会長
4分科会で討議
 省庁再編に伴って、新たに設置された文化審議会が二月五日、第一回総会を霞が関東京会館で開いた。同審議会は従来の国語審議会、著作権審議会、文化財保護審議会、文化功労者選考審査会の機能を整理・統合し、一月六日付で文部科学省に設置された。委員の互選で会長には美術評論家の高階秀爾氏、副会長には北原保雄・筑波大学長を選出した。国語、著作権、文化財、文化功労者の四つの分科会に分かれて、文化の振興や国際文化交流の振興、国語の改善策などについて今後、審議していく。
 この日は委員二十人の分科会の所属を決め、フリートーキングとなった。
 各分科会の審議事項は、国語分科会は国語の改善およびその普及について、著作権分科会では著作権制度について、文化財分科会では文化財の保存・活用について、それぞれ調査審議。文化功労者分科会では文化功労者年金法によって審議会の権限に属せられた事項を処理する。
 二十人の委員には、各分野で活躍する文化人が数多く就任しているのが特徴、歌舞伎俳優の市川團十郎さん、ピアニストの中村紘子さん、脚本家の内館牧子さんらが名を連ねている。私学からは井出祥子・日本女子大学教授、北川善太郎・名城大学教授(財団法人国際高等研究所副所長)、齊藤博・専修大学教授、野村豊弘・学習院常務理事の四人が就任。委員の任期は一年。
 また、今後、必要に応じて臨時委員、専門委員も置き、審議に加わってもらう。
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