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記事2001年11月3日 28号 (7面) 
受験生に学校選択の自由を
東京中高協・理事長、校長会私学助成期成大会11月27日都内で開催
経常費補助確保に最大努力
14年度中学高校入試日等申し合わせ
 東京私立中学高等学校協会は九月二十七日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成十三年度第一回理事長・校長会を開催、平成十四年度高校生就学計画、生徒募集、および十三・十四年度私学助成などについて報告を行った。
 また、十四年度私立高校生徒収容対策および私立中学・高校生徒の入学選抜について申し合わせが行われ、その中で十四年度私立中学高校入試に関する日程について、私立中学校は願書受付開始日が十四年一月二十日以降、入学選抜開始日が同二月一日以降とし、私立高校の推薦入試については、願書受付日が同一月十八日以降、入試開始日が同一月二十二日以降、および一般入試については、願書受付日が同一月二十五日以降、入試開始日が同二月十日以降となっている。
 酒井会長はあいさつの中で、平成十四年度私学助成予算等につき、標準的運営費の二分の一補助の堅持など九項目を策定、従来通りの経常費補助の考え方に基づき、私学予算が削減されないように「最大限の努力をしていく」と力強く述べた。
 十四年度私立高校生就学計画については、近藤彰郎総務部長から、公立中学卒業者を都立高校が取りすぎてしまうこと、計画進学率九六・〇%に対して十三年度実績進学率が九一・五〇%だったことを取り上げ、「(計画と実績の進学率)乖離はあまりにもひどい。この差を縮めていく必要があるが、都立高校が取りやすくなっている」と語った。
 また入試問題の現況を把握し、適切に行うために、各支部の中学、高校からそれぞれ十二人からなる特別委員会を設置することが報告された。
 また、吉田晋広報部長は十四年度都の私立学校教育助成予算につき、(受験生が)自由に学校を選択できるようにするべきだとし、「(このためにも)助成金の増額になりふりかまわぬ努力をしていく」と決意を語った。
 なお、十一月二十七日には父母負担教育費の軽減と私学教育の一層の充実を求めて、私学助成予算要望期成大会を千代田女学園中学高校(東京都千代田区)で行う。

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