柏木学園（柏木照明理事長、本部・神奈川県大和市）の創立五十五周年を記念して式典および祝賀会が九月二十九日、神奈川県・大和市の柏木学園高校で催され、同学園の新しい門出を祝った。
　同学園は創立五十五周年記念事業として、「創立五十五周年学園総合発展計画２１」が進められている。その中には、同校定時制課程設置（平成十三年八月）認可に伴う定時制・通信制併修の総合学科の開設や、大和商業高等専修学校商業科を改め、総合ビジネス科（十三年八月変更認可）とし、情報ビジネスコースおよび福祉ビジネスコースの新コース開設など、そのほかいくつかの事業が含まれている。
　式典では柏木理事長は昭和二十一年六月九日、珠算教室として開学し、是訓である「我等五訓」の精神を着実に発展させてきたことを振り返りながら、「わが学園は優れた人材の育成に向けて魅力ある教育、魅力ある学園として五十五年の伝統を継承し、心豊かでたくましく生き抜く力と、社会にそして世界に貢献する行動力を持った人間の育成に全力を尽くす」とあいさつし、同学園在学生と教職員とがさらに力を合わせていくと誓ったた。
　また、来賓の中込三郎・東京都専修学校各種学校協会長（東洋美術学校理事長・校長）は、柏木理事長のこれまでの努力を高く評価し、「子供たちに夢を与えることができてきたからここまで続いているのだと思う。そのエネルギーは大きい」と祝した。