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記事2001年1月23日 2号 (7面) 
50周年記念私学振興大会
私学のシェア拡大など決議
島根県中学高校連盟
 島根県私立中学高等学校連盟(永島一郎会長=永島学園理事長)は昨年十一月二十五日、島根県・松江市のホテル一畑で同連盟の創立五十周年を記念して私学教育振興大会を開催した。同連盟には現在、高校十校、中学三校が加盟しているが、会場には五百人を超す、私学に生徒を通わせる保護者や教職員が詰め掛けた。
 主催者を代表して大多和聡宏・同連盟副会長はあいさつの中で、私学は独自の建学の精神の下に人間教育に努め、国際交流、体験学習、スポーツなどに顕著な成果を上げてきたとし、「これからも私学振興と充実のために、補助金の獲得を積極的に進めていく」と述べた。
 来賓として澄田信義・島根県知事の代理として今岡康彦出納長は同県私学が人材育成の上で果たしてきた役割を高く評価し、「今後ともさまざまな支援をしていく。公私とともに力を合わせて二十一世紀の人づくりに取り組んでいく」とあいさつした。
 大会では(1)経常費助成補助金の一層の増額と私学教育の展開に必要な補助金の充実を図ること(2)公立との学校納付金の格差を考慮し、私立学校の授業料の軽減措置を拡大すること(3)「公・私定員比率」の見直し、私学のシェアを拡大することを決議した。
 また、意見発表として勝部裕・開星中学高校PTA会長は子供が不登校になったが、私学に通い出し立ち直った体験談を報告、また田村謙二・出雲北陵高校PTA会長は子供が書いた作文を紹介した上で、家庭では愛情を持ったしつけが大事と語った。


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