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記事2001年1月23日 2号 (7面) 
教育費の公私格差是正
熊本県私学振興大会で
熊本県中高振興協・中高協
 熊本県私立中学高等学校振興協議会(安田一郎会長)と熊本県私立中学高等学校協会(上田祐規会長=鎮西高等学校長)は昨年十一月二十二日、熊本市のメルパルク熊本で第二十四回熊本県私学振興大会を開催、会場には私立中学高校へ子供を通わせる保護者および教職員ら約五百人が参集した。
 主催者のあいさつとして安田会長は「本県の高校生の三割が私立に在籍している。同じ公教育を担っているのに公立と私立に教育費の保護者負担の格差が生まれており、是正が必要だ」と力強く述べた。
 来賓の祝辞として潮谷義子・熊本県知事の代理として黒田武一郎副知事が、重倉剛・熊本県議会議長の代理として村上寅美副議長が、それぞれあいさつした。
 大会では私立学校の教育条件の維持向上と、私学助成の一層の拡充を求める要望を採択、また(1)私立中学高校への助成制度の一層の充実・強化を図ること(2)公私共存の観点に立った収容対策を策定し、そのための施策を実施することの二点を決議した。
 また記念行事として、熊本学園大学付属高校の生徒が合唱を、熊本中央女子高校の生徒がオペレッタ(アンデルセン原作)を披露し、会場を魅了した。
 続いて「子ども時代の喪失と青少年の問題について」の演題で、園田雄次郎・九州ルーテル学院大学教授による講演が行われた。


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