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記事2022年4月23日 2576号 (6面)
光華女子学園
新校舎「和順館」の竣工(しゅんこう)式開催
子供たちの心豊かな成長願う

 学校法人光華女子学園(京都市右京区)は五条通り南側校地に建設していた光華小学校、京都光華中学校、京都光華高等学校の新校舎がこのほど完成し、3月22日に竣工式を開催した。新校舎は経典『仏説観無量寿経』にある文言から「和順館」と名付けられた。


 同学園は2020年に創立80周年を迎え、90周年、そして100周年の未来を見据えた「光華ビジョン2030」を策定し、80年の歴史が培った人間教育と先進的な教育を融合させ、「ワクワク感が漲(みなぎ)り、未来に躍動する学園創り」を進めている。


 新校舎は「光華ビジョン2030」から「ワクワク感」をベースとして「光華らしさ」「京都らしさ」「環境への取り組み」をキーワードに、コンセプトを「光のもとで学ぶ、現代の寺子屋」として、かつて子供たちが思い思いに楽しみ、学び合った「寺小屋」をモチーフとした空間を展開している。異学年交流学習等の多様な学習形態に対応した学習活動ができる教育空間施設とし、小学校、中学校、高等学校が連携して取り組む12年間を見通した教育にふさわしい柔軟な教育環境に整備した。


 普通教室の他、アクティブラーニング等の学習にも対応可能なスペースとして多目的に使用できるホールや伝統文化教室ゾーンなどを設置し、先進的な学習環境、行き届いた安全・衛生・エコ環境、地域のランドマーク的外観を有する施設となった。


 竣工式では、同学園の阿部恵木理事長が新校舎建設に携わった企業に感謝状を贈呈した。阿部理事長はあいさつの中で新校舎を「和順館」と命名した理由について「和があり、温かみのある同朋という関係性の中で学び合い、穏やかな未来を創ってほしいと祈念して名付けた」とし、「この校舎で学ぶ子供たちが心豊かに成長することを願っている」と話した。


阿部理事長


「寺小屋」をモチーフとした新校舎

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