3261. 教授法競う全国大会開催 教育能力の向上を目指して
2003年3月13日
全国大学・短期大学実務教育協会(和野内崇弘会長)は創立三十周年記念事業として、プレゼンテーション能力を有する学生を指導する教員の育成を目的とし「ベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー賞全国大会」(協賛 日本ビジネス実務学会)を開催する。 日本ビジネス実務学会の六つのブロックから、各一〜二人(各ブロックリーダーの推薦者)、全国大学・短期大学実務教育協会会長推薦者若干(加盟校の大学・短期大学学長の推薦者を含む)の計十二人程度を募集する。発表者は(1)私の教授法(2)プレゼンテーション教授法(3)自由課題のうち一つを選び発表を行う。 大会は五月十日に東京・市ケ谷の私学会館で開催され、和野内会長、森脇道子・日本ビジネス実務学...
3262. 国の経常費補助実現 裏付けとなる理論構築推進
2003年3月13日
全国専修学校各種学校総連合会(鎌谷秀男会長=修成建設専門学校理事長)は、三月五日、東京・千代田区内のホテルで定例総会等を開き、平成十五年度の事業計画等を決定した。新年度の事業計画については、現在、対象外となっている国による経常費助成の実現、専修学校制度の改正と新たな教育制度の創設を最重要課題とし、その実現を目指すことを決めた。 国による経常費助成に関しては、専修学校各種学校の学生生徒数が約百万人にも上るものの対象から外され、一条校と大きな格差が生じているとして、その格差是正を図る。今後は調査研究を行いながら、国庫補助の裏づけとなる理論的構築を進めていく。また設置基準に関しては専修学校制度の中に専門課程(高等教育)、高等...
3263. 波乱少ない2003年私大入試の出願状況
2003年3月13日
二〇〇三年の私立大学入試への出願状況を総括すると、飛び抜けた花形もなければ、極端な不人気もない、波乱の少ない入試の年だったといえる。 今春の大学・短大受験生は現役七十二万六千人、浪人生は十四万人で合計八十六万六千人の実人員と推定される。これは昨年の八十七万七千人より一・三%減っている。しかし、私立大学の延べ志願者数は併願によって昨年より増えた。一般選抜入試だけについてみても一〇一・三%であり、国公立大学の一〇〇・五%をやや上回る。 増えた原因はセンター試験の影響が大きい。代々木ゼミナールが志願者数を公表した二百十一私立大学(募集定員では全私大の七九・七%)を二月中旬で集計したところでは、昨年に比べて一〇二%の志願状況と...
3264. 新校長インタビュー (74) ―― 共立女子第二中学校・高等学校
2003年3月13日
共立女子第二中学校・高等学校(三栗谷隆校長、東京都八王子市)は、月夜峰と呼ばれる緑豊かな丘陵に位置し、約二十二万平方メートルの広大な校地には二つの体育館をはじめ、グラウンド、大講堂、図書館、天文ドームなどの施設が整っている。 共立女子学園は女性の自主性と社会的自立の育成を目的に、「誠実、勤勉、友愛」を校訓に掲げ、明治から今日まで女性の社会的地位の向上に大きく貢献している。 三栗谷校長は「女子校の場合は当然のことながら、何でも女子がやらねばなりません。こういう雰囲気の中でこそ、女子の自主性は芽生え、育つのです」と、女子校の存在意義を示す。 同校では、難関大学に入れることだけを目標とするのではなく、クラブ活動や部活動などに...
3265. 大阪と神奈川で私学予算決まる (1)
2003年3月13日
大阪府の平成十五年度の私学振興予算案が決まった。私学振興予算案の総額は六百一億三千二百十五万三千円となり、前年度と比べて一・六%の減となった。経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が二十九万千九百円で前年度と同額、中学が二十七万五千七百十四円で二・五%増、小学校が二十六万五百円で〇・八%増となった。 経常費補助の幼稚園児一人当たりの単価は十四万九千五百六十五円となり、前年度と比べて三・三%アップした。 授業料軽減補助は総額で六十二億七千二百九十一万円となり、前年度と比べて五・七%の増と順調に伸びた。世帯別にみると、生活保護世帯では一人当たり三十五万円、また標準四人世帯で収入が四百三十万円以下の場合が一人当たり二十五...