2956. 私大の教育・研究充実に関する研究会大学の部
2003年11月13日
財団法人私学研修福祉会(P在幸安理事長=日本大学総長)は十月二十九、三十の両日、東京・市ヶ谷の私学会館で第二十六回私立大学の教育・研究充実に関する研究会(大学の部)を開いた。講演会やシンポジウム、グループディスカッションなどを行い、第三者評価や教員の職分と権利、経営コストなどを考えた。 ◇ 同研究会は私大が「建学の精神」に基づいて特色を発揮し、教育や研究の質の充実を図る方策を探ることを目的に年一回開いている。今年は「私立大学の教育・研究の質的向上について私立大学の経営戦略Part.1」を研究課題に行い、私大の学長や学部長、学校法人の理事長、常勤理事など約二百七十人が出席した。昨年度を八十人ほど上回る参加者があり...
2957. 第52回全国私学教育研究集会 特色ある私学教育テーマに
2003年11月13日
来年度の全国私学教育研究集会の日程や研究目標等がこのほど明らかになった。来年で五十二回を数える全国私学教育研究集会は、平成十六年十月二十八・二十九の両日、福島県郡山市のホテルハマツを会場に開催される。研究目標は「特色ある私学教育を求めて――建学の精神と国際化――」で、全国の私立中学高校の理事長、校長、教員ら約八百人が参加し、明日の私学教育を研究討議する。財団法人私学研修福祉会の主催、東北地区私立中学高等学校協議会、福島県私立中学高等学校協会の実施、日本私立中学高等学校連合会、福島県・郡山市の後援、財団法人日本私学教育研究所の協力。 詳細な内容は今後決まるが、現在までのところ、初日の午後に開会式、記念講演、アトラクション...
2958. センター試験 リスニングテスト大学で実施
2003年11月13日
文部科学省と大学入試センターは、十一月五日、平成十八年度から行う大学入試センター試験における教科「外国語」のリスニングテストについて実施方針を発表した。 それによると試験時間は二十分から三十分(筆記試験は八十分)、配点は五十点(筆記試験は二百点満点)、ヘッドホンの付いた個別音源機器(記録メディアを内蔵)を使い、大学の教室で実施する。「英語」受験者はリスニングが必(ひっ)須(す)。他の外国語科目受験者は、リスニングを受けることができない。当初、リスニング試験は高校を会場に行うことが決まっていた。
2959. 私大の教育費負担に対する保護者意識
2003年11月13日
私立大学の教育サービスについて卒業生保護者は満足しているが、その学費負担については「重い」と感じて、「公的負担の強化」を求める意見が強いという実態調査が九月二十日に開かれた日本教育社会学会大会で明らかにされた。 この調査は濱名篤・関西国際大学教授ら六人が共同で科学研究費補助金を受け、六私立大学の協力の下に、社会科学系学部学科の二〇〇三年三月卒業生の保護者を対象に行ったもので、調査票二千二百七十四枚を配布し四百三十七枚(一九・二%)を回収した。 卒業した大学の教育サービスについて、保護者の満足度は七七・三%、保護者が想像した卒業生本人の満足度は八二・九%だった。大学入学の際にはどのようなことが考慮され、その考慮されたあり...
2960. 新世紀拓く教育 (12) ―― 博多高校
2003年11月13日
医療系の人材養成校として長年の実績を持つ博多高等学校(横山賢一校長、福岡市東区)は、准看護師を養成する衛生看護科(三年)と看護師を養成する専攻科(二年)を統合・発展させて看護科・看護専攻科(五年)とし、平成十四年度から五年一貫教育で看護師を養成するコースとして新たなスタートをきった。 きっかけとなったのは、准看護師廃止問題である。 もうひとつは准看護師資格取得のための所定の時間が千五百時間から千八百九十時間に増え、高校の三年間ではカリキュラムが非常に窮屈になったことである。 一貫教育を行うことによって、衛生看護科と専攻科で重複していたカリキュラムを整理した結果、総授業時数が三千八十時間から二千八百七十五時間に減少、その...