「私立中学進学相談フェア２００２」（主催＝全私学新聞、後援＝東京私立中学高等学校協会・神奈川県私立中学高等学校協会）が七月十四日、東京・白山の東洋大学と、横浜・日吉の慶應義塾大学で開催された。当日はうだるような暑さにもかかわらず、来年私立中学を受験する児童やその保護者が、東洋大学の会場には約五千人が、慶應義塾大学の会場には約六千人が集まった。 　これに対して、東洋大学には私立中学校百四十三校が、慶應義塾大学には百三十一校が参加、保護者らの相談に当たった。この日は近くの京北学園、京華中学高校、京華女子中学高校で日能研の公開模擬試験が行われており、その試験を終えた受験生も会場に訪れ、保護者と一緒に学校案内を熱心に見ていた。各教室では保護者が熱心に質問しており、相談の順番を待つ列が廊下にまで伸びているところも見られた。 　保護者の中には、「学校の雰囲気も私立中学を選ぶ一つの判断材料になる」「まだ時間があるので、じっくりと子供に合った学校を目指したいと思う」と答えた人もいた。