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記事2001年12月23日 33号 (7面)
総合学習中心に公開授業
児童とともに教師も学ぶ姿勢で
| 日本私立小学校連合会(長谷川良昭会長=大乗淑徳学園理事長)の第四十三回関東地区教員研修会が十一月十七日、川崎市多摩区のカリタス小学校で開かれ、約四百五十人が参加して公開授業と分科会研修が行われた。特に公開授業は、カリタス小学校が過去十数年にわたり先駆的に取り組んできた「総合」の授業を中心に行われ、多彩なテーマに主体的に取り組む学級活動が関心を集めていた。 開会式では佐々木道彦・神奈川県私立小学校協会理事長(精華小学校長)が「実りある研修にしてほしい」とあいさつしたあと、盛央子・カリタス小学校長もまた「日ごろの実践の様子をぜひご覧いただきたい」と歓迎の言葉を述べた。分科会のうち、特に「総合学習で育まれるもの」と題した生活・教頭会合同部会には、多数の校長・教頭・教員が参加。片桐成登・元長野県伊那市立伊那小学校長が「総合学習の求めるもの」、松木健一・福井大学教育地域科学部助教授が「総合的な学習は何を学ぶ学習なのか」と題して講演した。その中で両氏は、テーマは時間をかけて設定し、児童とともに教師も学ぶ姿勢が大切だと指摘。実社会と関連づけることや、発表も重要なポイントだと説いた。
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